コンビニエンスストアで秋冬向けの中華まん商戦が始まるようです。
ファミリーマートは21日から順次、肉まんやピザまんなどの販売を始めるそうです。
セブン―イレブン・ジャパンやローソンもこのほど中華まんを刷新したそうです。
既存店の客数が伸び悩むなか、コンビニ各社は秋冬の定番品でついで買いを増やして売り上げ増につなげたい考えのようです。
ファミマ向けの中華まんを製造する井村屋は、2017年度に20億円を投じて津市の既存工場を増設し、2018年度はさらに6億円を投じて、製造ラインを1つ増やし、5ラインとしたことにより、生産能力は25%増の1日100万個になったそうです。
今年のファミマの中華まんは、生地を発酵させる温度を見直すなどして「昨年よりもふっくらとした食感の生地に仕上げた」とのことです。
2017年度は中華まんの売り上げが2016年度比で2割増え、2018年度も2017年度比で2割伸ばす計画だそうです。
大手各社も中華まんを刷新しており、セブンでは14日、肉まんやあんまんなど中華まん4種を刷新して売り出したそうです。
手作りの中華まんに近づけようと、具材を手で包む工程を再現した独自の製造ラインを導入し、生地の発酵時間や小麦粉の配合も見直し、ふんわりとした食感と同時に口どけもよくしたとのことです。
ローソンでも7月末に中華まんを刷新し、加熱した小麦粉を生地に加えることで、昨年に比べよりふっくらと口どけをよくしたとのことです。
今月21日からは日清食品グループと組んで、日清のキャラクター「ひよこちゃん」に見たてた中華まんを売り出し、女性などの取り込みを狙っているようです。
コンビニでは既存店の客数が伸び悩むなか、各社はレジ回りで販売するカウンター商材を充実してついで買いを促すことで客数減をカバーしているようです。
中華まんはおでんと並ぶ秋冬のカウンター商材の代表品とあって、販売にはおのずと力が入り、ファミマの沢田社長は「とにかく食べてもらえば違いをわかってもらえる」と話したそうです。
この心境は他社も同じで、消費者の口に合うのはどの店か、答えが出るのは少し先になりそうです。
まだまだ暑いですが、もうしばらくすれば、肉まんを食べたくなる季節になってしまうんですね。
8028:10,230円、 3382:4,613円、 2651:6,700円、 2209:3,270円、 2897:6,960円