糖質制限を目指す人にとって、ピザは天敵。
食が細って健康寿命が終わりそうな人にとって、ピザは救世主。
そのどちらでもない人にとって、ピザはだいたい大好物。
ライザップの書籍によれば、ピザ1枚のカロリーは1,760Kcal、
糖質は143.6gと、他食品に比べて群を抜いている。
★「ライザップ 糖質量ハンドブック」
RIZAP著 日本文芸社 2018.4.20.電子書籍版発行
糖質制限を推奨する医師によると、
気にすべきはカロリーではなく、糖質量だと主張している。
ライザップも糖質に関しては同様の考えを有しており、だからこそ糖質量を強調して記載している。でも、カロリーも気にしているようだ。
また、「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」の著者である
津川友介医師による推奨食品に果物があるのだが、
ライザップでは果物を拒絶すべき食物として扱っている。
オモロイのは、ライザップが顧客の状況をよく踏まえていて、
必ずしも糖質を徹底的に禁止しているわけではない点。
たとえば顧客の健康ステージを3段階に分けて、各段階において糖質の制限量が異なっている。ここまできめ細かいことをしているとは、オイラの想像とは異なっていた。
この書籍には、各食材のカロリーと糖質・タンパク質・脂質量がほとんど完全でないの?というくらい網羅されており、というわけで必要ない人にとってはオモロクもなんともない書籍なのだが、しかしながら興味のある人にとっては、こうしたデータのみならずページ数は少ないながらもコラムを読むことによって、ライザップの基本的な思想を知るうえで有用なところがオモロイ。
PS:ちなみにピザを焼くとき、電子レンジのオーブン機能でちんたら焼いているより、具材におおむね火を通しておいてからチーズを振りかけて電子レンジの温め機能、つまりマイクロウェーブで加熱した方が、驚異的に時短できてチーズがきれいに溶けることが分かったので報告する。なお、ピザを食べたことによって、あなたの体重並びに BMI が爆増したとしても、オイラには責任がないことをあらかじめ断っておく。