糖質制限の最前線報告

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
糖質制限のメリットが、米国を皮切りにさまざまな研究結果が積みあがってきて、もうホントに大ブレーク寸前な模様。以下、電子書籍で読んだ。

★「スーパードクターズ!2 本当にすごい!糖質制限」
  著名医師たち著 ぴあMOOK 2018.8.10.発行 

まず特筆されるべきは、糖質過多が糖尿病のみならず、がん、アトピー、不妊、成人病、鬱など精神分野疾患、てんかんや認知症などなどあらゆる病気に関与している可能性があるという点。

また、これらをすべて転覆させるのに、ケトン体がホントに有効だという話、長らく「悪しき元凶は糖分ではなく脂肪」というプロパガンダが「砂糖業界のロビー活動並びにそれに加担した医師たち」によるものだという歴史的な真実、などなど驚きの話題で満載になっている。現在では「悪しき元凶は脂肪ではなく糖分」という流れが、米国はじめ加速しているようだ。

こうした話題は20タイトルに別れ、それぞれが違う医師・歯科医師たちによって語られている。その中で、本邦で糖質制限を認めていない学会や組織がどこなのかまで語られており、いまや糖質制限というワードが、各医療分野において踏み絵的な言葉になっている。この踏み絵を踏めないという学会や組織は、その存在価値を疑われるといっても過言ではない模様。

友愛病院医師による水野雅登(みずのまさと)は、5年前から糖質制限によってインスリン注射が必要だった2型糖尿病の患者たちを、注射薬から解放させることに成功している。

他にも取り上げてみたいトピックスは多いのだが、一人でも多くの人たちに読んでいただきたいので、これ以上の詳述は避けたい。

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調理を勉強中なオイラにとっては、糖質を制限してタンパク質と脂質を増やすということが最も意識された。けれどもこれは一方で、食品コストが上がりやすいことを意味しているので、ひと工夫必要になってくる課題となった。そして、食が細り痩せてきてしまっている高齢者にとっては、そのバランスをより考えないといけない点も課題になってくる。

突き詰めていくと、「バランスの良い食事と筋トレ」に行き着くような気がする。その上で、なにか持病のある人はより積極的に糖質制限を取り入れる、という流れになるのではなかろうか。






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