昨夜のNYダウは上昇して引けましたが、ボラは上下1000ドルと大荒れでした。
投資家の不安心理に付け込んだハゲタカファンドが
先物を操作して現物市場を撹乱させている所為だと思います。
またS&P500先物の買い越し額や信用買い残が記録的な高水準にあったことも
彼等に付け入るチャンスを与えてしまったのでしょう。
今思えば、暴落が起こる少し前から株価指数とVIX指数が同時に上昇するという
矛盾した現象が続いていました。
これは投資家が株価の過熱感を警戒していた証拠であり
ハゲタカが暴落を仕掛ける土壌が出来上がっていたことになります。
ただこの様な予兆があったにも関わらず
実際に暴落が起こるまで株価が全く調整しなかったのは
世界的な景気回復という背景があったからだと思います。
ではこの乱高下が何時沈静化するのか?
勿論正確な答えは誰にも解かりませんが、S&P500先物指数から推測してみます。
先ずトランプ大統領が当選した直後の指数はおよそ2150ptでした。
その後2017年2月にトランプ大統領が「驚く程の減税」を行うと宣言し
その直後に指数は2300ptを突破(当時のダウはおよそ20300$)
その後4月に「税制改革に関する重大発表(具体策)」を行うことが報じられると
指数は再び上昇を始め、翌5月に2400ptを突破(当時のダウはおよそ21000$)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H0T_S7A420C1MM0000/
その後も上昇を続け、9月に2500ptを突破(当時のダウはおよそ22300$)
そして今年1月26日に最高値2874ptを記録(当日のダウは史上最高値の26616$)
しかし翌営業日にやや下落し、2月2日に暴落が始まりました。
因みに昨日のS&P500先物は一時2533ptまで下落し、終値は2622ptでした。
これは丁度1月の上昇分を全て吐き出したことになり
最安値の2533ptは昨年9月の水準です。
ここからは個人的な予想ですが
米国の減税や財政出動による経済効果が表れるまでには半年以上かかると思われ
S&P500のEPSは2018年、2019年共に2桁の増加が見込まれています。
https://www.mizuho-sc.com/ap/market/report/market/gmtopics/resources1/mf_stock_20171205.pdf
無論ダウやS&P500がEPSの増加に連動して上昇するとは考えていませんが
余程米国経済にネガティブな事象が起らない限り
S&P500指数が2500ptを下回る理由は見当たりません。
という訳であくまでも素人の予想ですが
昨夜のS&P500先物指数の最安値2533pt、またその時点のダウ23360$が
底値になりそうな気がします。(外れたらゴメンナサイ○┓ペコッ)☜予防線^^