明治は、チョコレートの増産に向けた270億円の設備投資計画を発表したそうです。
菓子類の販売額が伸び悩む中でもチョコレートは市場規模が右肩上がりで拡大しており、同業他社も生産を強化するなか、国内シェアトップの明治は２工場の生産ラインを増強し、消費者の高級志向や健康志向に合わせた商品を拡充するそうです。
生産ラインの増設は２工場で実施し、埼玉県坂戸市の工場に210億円を投じて生産能力を６割引き上げ、大阪府高槻市の工場も60億円かけて２割増やすそうです。
９月から順次稼働させる新ラインでは主に、カカオポリフェノール含有量が高い「チョコレート効果」シリーズや、カカオ豆の産地などにこだわる「ザ・チョコレート」といった高単価の商品を生産し、年間１千億円強のチョコ売上高（平成28年度）を引き上げるようです。
全日本菓子協会の推計によると、チョコの市場規模は平成22年の4180億円（小売りベース）から平成28年には5260億円へと約26％拡大する中、ロッテホールディングスは320億円かけて中間原料ラインを新設し、江崎グリコも機能性表示食品のチョコを増産するなど、成長市場の争奪戦が激しさを増しているようです。
バレンタインを前にして、宣伝効果も狙っているんでしょうかね。
2269：9,470円、 2206：5,610円
