金の話をしよう。
金(カネ)ではなく、ゴールドの話だ。
(おい、そこ。前回プラパラに引き続き安直だとか、言うでない!)
10年、いや20年近く右肩あがりで上昇をしていた金。
昔、金を買た人がいま売れば一儲けだ。
しかし、最近は動きが異なる。
2011年半ばから現在(2017年12月初め)まで、
金価格が横ばいのレンジを形成している。
直近では、NY金が1250ドルを切った。
ゴールドサーベイ2017を確認すると、
金価格が予言したかのように、2013年から金の現物需要が落ち込んできている。
その結果、2013年からジワッと金の供給過多が広がっている。
あれだけ大人気だった金の需要はどうして減ったのか?
もちろん、手か出しにくいほど高値になったというのも理由としてあるだろう。
私は原因の一つはインドにあると考えている。
インドの政策(不正資金に対する取締りや金リサイクル政策)が少なからず影響したようだ。
2010年~2013年にかけてインドは200トン以上、金地金を買っていたが、
2014年からガクッと減って約109トンに。2016年はさらに減って87.6トンしか消費していない。
その結果、世界最大のゴールドイーターの座を中国に明け渡しただけでなく、
金価格の上昇にブレーキをかけることになった。
なお、金の供給は2010年から大きな変化はない。
金の行方を占うには、今後の需要の変化をみる必要がありそうだ。
ってなワケで、金の積み立ては当面変更できそうにない。むぅ。