〇衝動買いは厳禁!
衝動買いはただのギャンブルに過ぎません。
丁半博打なら勝ち負けは五分五分ですが
株の世界は株価を動かす側(機関投資家など)が圧倒的に有利ですから
衝動買いをする個人投資家に勝ち目はありません。
恐らくそういう人は近い将来この様な運命を辿ることになるでしょう。
衝動買い → 資金減少 → 懲りずに衝動買い → 資金半減 →
一気に取り戻そうと一か八かの一発勝負 → 敢え無く失敗し資金が底を突く
→ 細々とボロ株買い → 退場!
損切りを惜しむ人にも同様の結末が待っていますので決して他人事ではありません
資金100万円→10万円は数日で達成出来ますが
10万円→100万円は相当努力をしなければ何年かかってもまず不可能です。
〇銘柄に期待し過ぎると投資判断を誤りやすい
勿論期待をするから買う訳ですが、それは貴方の判断であり
市場の判断も同じであるとは限りません。
つまり貴方が期待しているほど市場(他の投資家)が期待していなければ
買ったその日から思い通りに上がらない株価にイライラする日々が始まります。
株価は市場の判断で動く訳ですから、期待や予想はむしろ邪魔になることが多く
期待して良いのは唯一ポジティブ・サプライズが発表された当日だけだと思います。
ですから自分の期待と市場の期待にギャップを感じたら(株価が上がらなければ)
速やかに方向転換する(見切る)ことも大事です。
〇自分が買いたい銘柄ではなく、他人が買いたい銘柄を予想して買う
株価の8割は需給(人気投票)で決まると言っても過言ではありません。
ですから投資家の多くがが今買いたいと思っているセクターや銘柄を予想して
少しでも早く先回り出来れば成果も大きくなる筈です。
従って自分が期待しているほど市場は期待していないと感じたら
早目に見切りを付けることも大事です。
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次に銘柄選択のポイントについて幾つか事例をご紹介しますが
個人的な主観も含まれていますので予めご了承下さい。
〇銘柄選びのポイントと買いのタイミング (投資期間は個人的なイメージです)
*修正部分は3箇所です
①国策関連銘柄(成長産業)
(需給的には一押し、短期~長期)
②増収増益が少なくとも3期以上続いている銘柄
(5期以上連続がベスト、増配の回数が多い銘柄は文句なし!長期)
③持ち合い相場を上放れした銘柄
(上昇パワーが強い、短期~長期)
http://toushi-kyokasho.com/fx-range/
④上場来高値や年初来高値を更新した銘柄
(高値の上は青天井。但し上昇パワーが弱まれば利確するのが賢明、短期~長期)
⑤期初の業績見通しが慎重で、期中の上方修正が多い銘柄
(1、2、3Q前が狙い目、但し本決算時の持ち越しはハイリスク、短期)
⑥循環物色相場では朝方の気配値が高いセクターを狙う
(循環物色は国策関連銘柄に多く見られ、押し目買いが最も有効、短期)
⑦革新的な技術や画期的な製品開発に成功した銘柄
(初動で乗り遅れても2段上げ3段上げで大化けする可能性が高い、短期~長期)
⑧材料が長続きしそうなセクター
(例えばEV、量子コンピュータ、IoT、ビッグデータ・・・etc、中期~長期)
⑨短期間で株価が倍以上急騰した銘柄の三分の一押した時
または株価が25日線に接近した時
(経験的に反発する確率が高い、それでダメなら75日線で再チャレンジ、短期)
⑩一相場終わり、高値から三分の一くらいまで値下がりした銘柄
(ネガティブな材料が無ければ底打ちの確率が高い、短期)
⑪需給が悪く、数ヶ月間ダラダラ下げ続けた後横ばいに転じた銘柄
(売り枯れで底を打った可能性がある、中期~長期)
⑫四半期決算が市場予想に届かず過剰に売られた銘柄のリバウンドを狙う
(こういうケースは意外に多く成功率も高いのでお勧め、短期)
⑬オンリーワン企業
(希少性や成長性への期待から人気化しやすい、中期~長期)
⑭地政学的リスクや災害・伝染病等が原因で世界中の株価が暴落した時
〈世界的な株価暴落要因➡戦争・テロ・大災害・核問題・伝染病・金融不安など)
この中で金融不安以外は比較的戻りが早いので絶好の買い場になりますが
慌てて買い向かうと2番底の方が深い場合があるので要注意です。(短期)
⑮配当性向の高い連れ安銘柄
(高配当にも関わらずセクターの人気が薄く割安に放置されている銘柄、長期)
⑯業績が低迷している業種の中で着実に利益を伸ばしている企業
(新規参入が少ないセクターの勝ち組は強い、中期~長期)
⑰国際会計基準を採用している銘柄
(海外勢が好む)
⑱大きな株価変動が少なくレンジ相場を形成する銘柄を探し乗り降りを繰り返す
(下値支持線に近付いたら買い、上値抵抗線に近付いたら売る、短期~中期)
⑲季節性など値動きに独特のパターンがある業種や銘柄 (短期)
http://equity-investment.jp/stock-technical-term/ka-ko/seasonal-stock/
http://www.risingbull.co.jp/jstock/column/brand/season_brand/
⑳景気サイクルに沿って業種を選ぶ
(例えば金融相場では金融業や電力・ガスなど、中期~長期)
㉑債券相場・商品相場・為替と株価の相関関係を利用する
(例えば長期国債の金利が上がれば保険業、為替が円安なら輸出関連・・・etc)