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ブラザーが投資家向け体験型イベントで「ファン株主」づくり
ブラザー工業が個人株主作りに力を入れているそうです。
従来の説明主体の投資家向け広報(IR)活動と切り口をかえて、家族連れでも楽しめる投資家向け体験型イベントを開催して、製品や事業に関心をもってもらい、長期保有の「ファン株主」を増やす狙いのようです。
今年から始めた株主イベントは、シニア層が多い個人株主が家族連れで来られるように場所などを工夫しているそうです。
1回目となった今夏のイベントは名古屋市科学館のプラネタリウムに株主ら約230人を集めて、絶滅危惧種の動物の支援など社会貢献活動を紹介し、別の日には本社近くの展示館で約30人が参加する製品体験イベントを開いたそうです。
参加者からは「ミシンが中心だと思っていた」「地元や環境問題への貢献を初めて知った」などの感想が聞かれたとのことです。
同社は「孫世代と参加できるイベントが喜ばれる」(同社)などと分析し、これまでの反響を踏まえ、今後も夏休みシーズンなどにイベントを開催する方針だそうです。
背景には個人株主の減少があり、今年3月末時点で1年前から7千人減り、持ち株比率も2割前後に低下したそうです。
株価の上昇で持ち株を手放す個人株主が増えたためのようです。
同社は2008年、筆頭株主(当時)の米スティール・パートナーズから非中核事業の撤退など厳しい要求を突きつけられた経験があり、個人株主作りは株主の厚みを増し、自社の経営方針への味方を増やす狙いもあるようです。
株主優待制度は機関投資家から批判的な意見も多く、モノではなくコトで個人株主作りを目指すことにしたようです。
おもしろい取り組みですね。
ただ、名古屋周辺に住んでいる株主は行くことができますが、遠方の株主は行けないので、逆に手放す要因になる可能性もありますね。
6448:2,761円
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関連銘柄:
ブラザー工業(6448)
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