衆院選直前は株価が上がるというアノマリーがあります。
実際、衆院解散から投票日までの日経平均騰落率を振り返ると
過去15回のうち14勝1敗という結果になっており非常に高い勝率です。
しかし今回は小池新党が台風の目になることが予想されるため
選挙が終わる(与党の勝利が確定する)まで外国人は様子見に徹すると思われ
強力なアノマリーが崩れる可能性も充分考えられそうです。
また上値が重くなれば過熱気味の銘柄ほど利益確定売りに押されれ易くなり
特にEVや量子コンピュータ関連株は調整に注意が必要だと感じています。
因みに28日の東京市場はトヨタ・マツダ・デンソーの3社が
リチウムイオン電池の新会社を設立するという報道で関連銘柄が急騰しています。
しかし今回の選挙は与党圧勝に一抹の不安があるため
深追いせず細目に利益確定を行うのが賢明だと考えます。
無論与党の安泰が決まれば外国人が買い越しに転じる可能性は高く
北のXdayも過ぎているため市場に買い安心感が戻るのではないかと予想しています。