今回の衆院選で与党の勝利は確実と判断し、短期筋はどうやら撤退した模様です。
そのため年末にかけてドル円相場は
112円~115円のレンジを中心に動くのではないかと予想しています。
無論北朝鮮問題が燻っている間、株価の乱高下はあるかも知れません。
特に警戒を要するのは10月10日(朝鮮労働党創建記念日)です。
(10月8日~10日説もある様ですが)
同記念日にミサイルを発射することは故金正日総書記の遺言であるうえに
今年は創建70周年という節目の年に当たるため
少なくともミサイル発射は必ずあると思います。
問題はミサイルの種類と何処へ飛ばすかで
先日行われたトランプ大統領の国連演説後の北の反応を見ると
個人的な印象として、言葉は強気ですが内心動揺があると感じています。
折しも、25日に北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)北米局長がウラジオストクへ向かい
ロシア外務省で北朝鮮の核問題を担当するブルミストロフ大使と会談します。
ただ崔氏は対米交渉のキーパーソンでもあり
今年5月には元米政府高官と非公式に接触しており
水面下では米朝問題の落としどころを探っている様な気もします。
従って今回のロシア訪問がトランプ政権への牽制であることは間違いないとしても
北の面子を保ちながら、武力衝突は避けたいというのが本音かも知れません。
以上個人的な憶測ですが、北のテンションはやや下がっている様な気がしており
10月10日の記念日も案外短距離ミサイルでお茶を濁す可能性が充分あると思います。
前置きが長くなりましたが、当面の東京市場は以下の理由から底堅いと判断しました。
〇衆院選での与党勝利が確実視される
〇選挙公約に期待した買いが期待出来る
〇東京市場のヘッジファンドによる円買い・株売りが終息
(9月第2週に先物1兆2374億円買い越し=買い埋め。現物は売り越しが続く)
〇対ドル円安傾向は米国の年内利上げ観測が後退しない限り続くと予想
〇欧米市場は今後も堅調な動きが予想される
〇北朝鮮の挑発行動は上記の理由から幾分和らぐと予想
<当面の狙い目>
〇公共事業関連(建設大手)
〇出遅れ大型株
〇子育て支援(幼児教育・学習塾など)
*但し選挙が終われば一旦売られる可能性あり(_ _*)アリャリャ!