恐怖の年俸制

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
オイラの会社では、
不公平なことに薬剤師だけが年俸制になっている。

幸いなことにオイラの場合、
今にも潰れそうな環境な店に赴任したので、
少~し頑張ると見かけの成績が良くなり、
昨年度は相対評価で一番良いものとなり、
ギャラが上がったのだった。

しかし、しかし、中途採用のオイラは、
7月が年俸を告知される月。

今回は、なんと・・・・。
相対評価が一段階下がったために、
ギャラが爆下げになっていたのだった。

ところで、この相対評価なんだが。
割り当てられた予算に対して、
その達成具合で決まる。

だが、ここに怖ろしい罠が潜んでいるのだ。
それは・・・。

2年連続で予算を突破しようモンなら、
3年目には、
それはそれはとんでもない予算を割り当てられてしまうというものだ。

いくらなんだって、
どーやってそんな予算、達成させろっちゅうねん。。

というわけで、
到底達成できない予算を割り当てることによって、
その店の責任者近辺の評価は、翌年、絶対に下がって元のギャラに戻るのだ。

    *

あったまに来たオイラは、
これは人事部がオイラを狙い撃ちして、
辞めさせよってんじゃないかと勘ぐり、
昔同じ店舗にいた連中に電話しまくって訊いてみた。

「もー、それやんなっちゃうんだけど、僕も経験しています」

つまり、こういうことだ。
あくまでも相対評価なので、
年俸制になっている薬剤師のギャラ総額が変動しにくいようになっている。
「誰かのギャラが上がれば、誰かのギャラが下がる」
という、先物取引のゼロサムゲームのような戦略を、
オイラの会社の人事部が敷いているということだ。

これって、
昔のアニメ「タイガーマスク」に登場する「虎の穴」の世界だろ。。

     *

というわけで、転職活動をしているのだが、
この世界のギャラって、
まるでカルテルでもしてるかのように同じ様なギャラが並んでいるのだが。

ところがな。
非公開募集の枠ってのがあってな。

そこだと、ビックリするようなギャラが提示されることがあるんだな。

     *

でもな、オイラ、
今の店で好きなように仕事させてもらっているから、
その執着度って強いものがある。

かといって、
借金多いから、それが返せるかどうか心配になると、
体力的にキツくても転職した方がいいんじゃないかと思ったりもする。

一番いいのは、
今の会社でギャラあがるのがイイんだけど、
年俸制を敷かれている以上、
個人的な努力って、ほとんど報われないんだよね。

困ったなぁ。。





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