東京証券取引所と名古屋証券取引所は6日、東証・名証1部に上場する丸栄株を同日付で整理銘柄に指定し、7月6日付で上場廃止にするそうです。
最終売買日は7月5日で、業績不振の丸栄は親会社の興和の完全子会社となり、百貨店事業からテナント事業への転換で経営再建を図るようです。
興和は5月29日に丸栄株へのTOBを終了し、同社株の持ち株比率(議決権ベース)を95.53%まで高めており、今後残りの丸栄株も取得し、7月11日付で同社を完全子会社化する見通しだそうです。
丸栄は創業400年を超える名古屋・栄地区の老舗百貨店で、主力の婦人服で苦戦が続いていたそうです。
近年は免税店「ラオックス」など有力テナント誘致による収益回復を模索しましたが、中国人客による「爆買い」一巡などで逆風となり効果は限定的だったようです。
興和傘下で抜本的な経営改革に着手するとのことです。
私も丸栄でスーツなどを買ったことがあるだけに、寂しいですね。
8245:127円、 8202:515円