相模ゴム工業が発表した2017年3月期連結決算は、連結純利益が前の期比3.5倍の11億円だったそうです。
避妊具のコンドームの新製品が中国など訪日外国人向けに好調だったことや、3月末にかけての円安で為替差損が想定より縮小し、純利益は従来予想(8億円)より増えたそうです。
売上高は前期比18%増の57億円、営業利益は2.7倍の16億円で、営業利益は過去最高を更新したそうです。
昨年6月に薄さが特徴の新商品を日本限定で発売したところ、外国人観光客などにお土産品として人気になり、これとは別の製品も海外で伸びたそうです。
香港やベトナムの富裕層向けが多いとのことです。
商品を包装するフィルムなどプラスチック製品は原材料安で販売価格が下落したものの、これを避妊具など好採算品の伸びで補ったそうです。
円安で1~3月期に為替差益が発生し、通期の為替差損は1億円(従来予想は3億円)にとどまったそうです。
2018年3月期は売上高が3%増の59億円、純利益は8%増の12億円になる見通しで、ゴムアレルギーに強いポリウレタン製の避妊具が収益の伸びをけん引するようです。
爆買いは落ち着いてきていると思っていましたが、こんなところにも爆買い効果の影響がでているんですね。
5194:1,275円