東芝を除く電機大手７社が円高の影響で全社が減収４社が営業減益

[TAROSSAさん]

経営再建中の東芝を除く電機大手７社の2017年３月期連結決算が出そろい、前期より円高が進んだ影響で全社が減収になったそうです。

日立製作所など４社が営業減益となるなど、収益改善に向けて進めている事業再編の費用が重しとなっているようです。

日立は円高の影響で売上高が4900億円目減りし、前期比8.7％減の９兆1622億円となり、空調や物流の事業再編で、営業利益は7.5％減の5873億円だったそうです。

西山専務兼ＣＦＯ（最高財務責任者）は「為替と事業再編の費用を除くと増収増益だった」と好調をアピールしたそうです。

2018年３月期は、不採算事業の撤退や鉄道事業の好調により、営業利益は7.3％増の6300億円を見込むそうです。

ソニーは映画事業で特別損失を計上したことが響き、最終（当期）利益は前期比50.4％減の732億円だったそうです。

ＮＥＣは人工衛星の製造コストが膨らんだことなどで、営業利益が前期に比べ半減し、三菱電機も減益だったそうです。

一方、不採算事業の再編が一巡した企業は、営業増益を確保し、パナソニックは、自動車向け製品や高付加価値の家電が好調で、営業利益は前期比20.2％増、富士通は同6.8％増だったそうです。

昨年、台湾の鴻海精密工業に買収されたシャープは、３年ぶりに営業黒字を確保したそうです。

2018年３月期は、全社が営業増益を見込んでおり、特に、スマートフォン向け部品が好調な富士通は前期比1.5倍、ソニーが半導体とゲームの貢献により1.7倍を見込むそうです。

富士通やソニーは株価が上がるんでしょうかね。

それとも、もう織り込んでいるんでしょうかね。

6501：624.6円、　6758：4,046円、　6701：281円、　6503：1,639.5円、　

6752：1,349円、　6702：788.6円、　6753：419円、　6502：253.1円