今朝北がミサイルを発射した様ですが、打ち上げは失敗に終わった模様で
現在米軍と韓国が対応を協議中との報道がありました。
ミサイルの種類や打ち上げた目的は特定されていませんが
過去に於いても4月15日の記念日はミサイルを発射しており
北にとっては祝賀行事に合わせて花火を打ち上げる感覚なのかも知れません。
これで米艦隊による北への監視は一層強化され
依然として緊張状態は続くことになりそうですが
現実問題として即刻「北」を潰すメリットよりデメリットの方が遥かに大きいので
ミサイル一発だけで米軍が対抗措置をとるとは思えません。
という訳で、今日何事も起こらなければ
金融市場は一旦落ち着きを取り戻すだろうと予想していますが
米国艦隊が完全撤退しない限り「25日or30日Xday」説は燻り続け
少なくとも東京市場への外国人の資金流入は期待出来ないと思います。
また4月23日に第一回目のフランス大統領選挙が行われますが
今のところ一回目で過半数を獲得出来る候補が見当たらないため
決選投票(5月7日)に縺れ込む可能性が高いと思われます。
さらに韓国の大統領選挙が5月9日、ヘッジファンドの決算が5月~6月。
これらを総合的に考えると
今年は「Sell In May」が顕著になる恐れもありそうです。
つまり外国人が日本株を買い越しに転じるとすれば6月以降になる可能性が高く
東京市場はそれまで上値の重い展開が続くのではないでしょうか。
また4月SQでほぼ一人負けだったG.Sの先物手口を見ると
今のところ6月MSQの損益分岐点は18620円。(それより上なら利益、下なら損失)
逆に4月SQで断トツの利益を上げたABNクリアの6月SQ損益分岐点は18320円で
何れも4月に比べかなり消極的なポジションをとっているのも気になります。
という訳で、個人的に中長期の買いは6月9日まで極力控え
6月中旬からポジションを上げるのがベターだというシナリオを描いています。
因みに国内の決算発表はいよいよ佳境に入りますが
増益予想から推察される日経平均のフェアバリューは19300円と見られており
ファンダ、テクニカルの両面で現状は売られ過ぎだと言えます。
後は地政学的リスクが後退し、安倍内閣の支持率が底打ち反転すれば
海外勢やクジラ軍団の買いも期待され、日経平均2万円が見えて来ると思うのですが。。。