珍しき、オモロ過ぎる哲学入門書

元祖SHINSHINさん
元祖SHINSHINさん
哲学書といいうと、
使われている用語が難しく、読む気もおこらない。
学生時代から、ずっとそう思っていて。

でも、こういう入門書を初めに読んでいたら、
もっと哲学に興味をもてたと思える書籍。

★「問題解決のための哲学思考レッスン25」
  小川仁志著 祥伝社新書 2014.7.10.初版第一刷

著名な哲学者を25人に絞り、
いろいろな問題を解決するきっかけとして、
次のように分類して紹介している。

第1章 疑う思考 プラトンの「イデア説」など5人
第2章 分類する思考 レヴィ=ストロースの「構造主義」など5人
第3章 切り開く思考 サルトルの「実存主義」など5人
第4章 つなげる思考 ジジェクの「主体化」など5人
第5章 発展させる思考 ヘーゲルの「弁証法」など5人

だいたい一人あたり8ページ、
しかも優しい言葉で紹介しており、
それぞれの思考を現在問題に置きかえ
解決のヒントを提示してくれている。

さくさく読んでいく内に、
哲学のオモロサが身に染みてわかってくる。
すると、もっと詳しいことを知りたくなってくる。

小川仁志のこの書籍に出会ったお蔭で、
いままで買ったまま置き去りにしていた、
いくつかの哲学入門書にも目を通してみたい気分が高まっている。

そんな風に、哲学のつかみ300%の書籍。
もっと若いときに出会っていたら、
オイラももうちょっと賢くなっていたかもしれない。

    *

そういえば、村上春樹「騎士団長殺し」には、
このプラトンの「イデア」がでてくる。

イデアとは、あの世的な理想の世界。
心の目で見ないと、その真実の姿を見ることはできない。








5件のコメントがあります
1~5件 / 全5件
オイラはですね、
最終近くの場面にあるように、
主人公の拳銃で、見事に心を撃たれてしまいました。
ホントです。
一樹って、ちょっと憎たらしいですね。
で、この「伏」という題名なのですが、
これは恐らく「伏見稲荷」から来ていますっ。。
しかしながら、作品にあるとおり「南総里見八犬伝」のアレンジは、
マジですっごいですよ。
桜庭一樹の「伏」もそうなのだけれど、
これは書店で買って下さい。
桜庭の小説は、あの浅田次郎先生も認めています。
amazonって残酷。
でも、その書籍のオモロサは絶対なのでした。
こんばんは、はじめまして

面白そうな本ですね!
Amazonで中古で 1円で売っていたので買っちゃいました。

元祖SHINSHINさんのブログ一覧