kabukabumanさんのブログ
米株は記録的な割高水準(4~5月の投資戦略)
トランプ大統領が「オバマケア代替法案」を撤回したことで
今後の株価動向について、米国市場の見方は二分している様です。
①トランプ大統領の政策実行力に疑問符
トランプラリーが一転トランプリスクへ? 株価は下落
②オバマケア代替法案が撤回され減税やインフラ投資の実行が早まるとの期待感
市場はオバマケアより減税やインフラ投資に強い関心を持っており
オバマケア代替法案に時間が割かれることを嫌っている
従って株価への影響は限定的
ところで、バンクオブアメリカ・メリルリンチが毎月実施している
機関投資家を対象としたアンケート調査(3/10~16)によると
現在の株価は「割高」だという回答が85%に達したそうです。(17年ぶりの高水準)
また、トランプ政権の政策不透明感が台頭し始めたことも
株式市場にとって逆風になる可能性が高いという意見が多かったとのこと。
以上から、NY市場ではトランプ大統領の政策実行力を見極める動きが強まり
その間株価は調整が続く様な気がします。
一方、今週の東京市場は権利付き最終日(3/28)に向け
個人を中心に配当取りの買いが相場を支えそうです。
また期末は投信設定が多く、配当落ち分の再投資に伴う買い需要も期待出来るため
総じて底堅く推移すると考えていますが、買い一巡後は国内外の政治的背景や
円相場を材料に短期筋の出方が相場を支配するのではないかと考えています。
因みに投信の再投資に関する市場の試算では
「日経平均、TOPIX 、米MSCI型」ETFを中心に6000億円程度見込まれるとのこと。
<今後の見どころ>(私見です)
〇米国の減税やインフラ投資の具体策が何時頃示されるか、さらにその規模は?
〇森友学園の問題が長引けば海外勢の買い控えや嫌気売りが懸念される
〇ドル円相場が110円以上をキープ出来るかどうかを含め
4月~5月は短期筋が主役になる可能性が高いと考えます
従ってこの間は、新たに大きなポジションを組まない方が賢明かと
個人的に4月~5月は循環物色狙いを中心に材料株への短期投資を考えています。
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7本DMさん こんばんは。
1ドル111円が丁度居心地の良い水準ですか。
確かにそんな気もしますね。
ところで現在日本のFX投資家(ミセスワタナベ)は
ドル買いに走っているそうですが
110円を割れば方向転換するのではないかと言われています。その場合、一時的に108円台があるかも知れませんね。
因みに、トランプ政権の政策実行力が試される期間中は
株価も為替も短期筋が主導権を握るのではないかと考えており
特に4~5月はその傾向が強い様な気がしています。
何れにしても米株はもう暫く調整を余儀なくされると思うのですが
さてどうなりますか。