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タカタがエアバッグ問題罰金などで特損1075億円計上
自動車部品大手のタカタは、エアバッグの不具合による大量リコール関連の訴訟費用や米司法当局との合意に伴う罰金などの支払いで、2016年4~12月期に1075億円の特別損失が発生するそうです。
昨年11月時点で、2017年3月期の純損益を200億円の黒字と見込んでいましたが、3年連続の赤字となる可能性が高まったようです。
タカタは1月、米司法当局に対し、データの改ざんを把握しながら情報開示を怠ったとして詐欺の罪を認め、罰金など計10億ドルを払うことで合意しており、このうち、すでに計上済みの額を差し引いた969億円に加え、リコールに関連する訴訟への対応費用として106億円を特損として計上するそうです。
タカタは2016年4~12月期決算を10日に発表しますが、財務基盤が弱まるため、中国企業傘下の米自動車部品メーカー、キー・セイフティー・システムズ(KSS)を支援企業の軸として進む再建協議にも影響する可能性があるようです。
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