年賀状も出し、身辺整理もついて、いよいよなにもやることがありません。
「つれづれなるままに」、今日から年末年始にかけてお世話になります。テーマは、「大相場はバブルで終わるのか」についてです。よろしく。
さて今日は、モーサテに出演された方の2017年についての予測です。
内容については、それほど目新しいものはありませんので、ここでは省略させていただきますが、私が引っ掛かったのは、アナウンサーが、「今年のトランプ候補の当選や、日銀の政策変更を見事に当てた」といって、発言者を紹介していたことです。
「おや、おや、そんなこといわれたって、この程度だったら、4分の1の確率でいい当てられるじゃないか」と思いながらテレビを見ていたら、この人の発言の節々に、「かもしれません」が連発されています。
株の予測については、結果が割と早々と出るので予測するほうも、「と思います」とか、「かもしれません」で、結ぶのをよく耳にします。誰だって先のことは分からないのですから、発言者を責めるつもりはありませんが、テレビがその人の過去の実績をよく調べないで「当たる」と紹介するのは問題です。
正直いって今日のコメンテーターについて、過去の発言を聞いていませんので、何ともいいようがありませんが、トランプ候補の当選を当てたくらいで、この人の発言が当たるとはとても思えません。
私は、少なくとも予測については次の条件が不可欠とみています。
1.予測がデジタル表現で発表され、以後変更されていないこと(何回も発表され、その都度変更されていては、その中の一つが当たっているかもしれない)
2.条件つきでないこと(トランプ候補が当選したら、こうなるでは予測ではない。トランプ候補が当選するかしないかが前提)
3.予測にははっきりした理由(わけ)をつけること(わけなしでは説得力に欠ける。単なる思いつきが当たる人もいるが……)
結局、予測はあくまでも予測と考えて、自分の感と経験を頼りにして、判断するより仕方がないようです。