2013年5月23日の後場にそれは突然やって来ました!
日経平均株価は4月4日の異次元緩和発表以降、32営業日でおよそ30%上昇!
これほど株価が急上昇した主な原因は
債権の先物を売って株の先物を買うことで利鞘を稼ぐ売買が頻繁に行われていたからで
5月23日も前場が終わるまで東京市場の地合いは快晴でした。
この日も日経平均は午前10時過ぎまで前日比+300円という快調なペースで上昇。
しかし前場が引ける頃には前日比±0円に戻しており、既に異変が起こっていました。
そして日経平均の引け値は何と前日比−1123円という記録的な暴落になりました。
異次元緩和から1か月半。
東京市場の地合いは晴天続きのため水不足気味でしたが
いきなりゲリラ豪雨に見舞われ、暴落前の株価に戻ったのは半年後の11月28日でした。
この暴落劇についてはいろいろな原因が取りざたされましたが
最も疑われたのは6月に決算を迎えるヘッジファンドの仕業でした。
ただ彼等が一斉に手仕舞い売りに走ったとしても
日経平均が1000円以上も暴落することは考えられません。
そこで浮上した噂が、日本国債の「長期金利急上昇説」でした。
つまり、異次元緩和策が導入されたばかりだというのに
この日、10年物国債の金利は1.0%まで急上昇。
驚いた短期筋が、債権の先物を買い戻し、株の先物を売る事態になったという訳です。
無論、最も慌てたのはヘッジファンドだと思います。
何故なら、償還期限が近付いていた彼等は、利益確定売りを進めている最中に
己のアルゴ取引に寝首を掻かれたからです。
前置きがメインになってしまいましたが
先進国市場は「トランプリスク」が一夜にして「トランプ効果」へと大変貌???
しかし私は何だか踊らされている様な気がして仕方ありません。
チキン、天邪鬼、思い込みが激しい、石頭、曲がり屋、妄想家(キリがないのでこの辺で)
何と言われ様が、異変には注意するべきだと思います。
因みに、「Sell In May」と呼ばれる5月ほどではありませんが
例年11月の株価は下落傾向にあり、ヘッジファンドの償還時期が原因だとも言われていますので
そろそろ「トランプ祭り」??に酔い痴れるのは一旦中断して
余力を増やすタイミングではないでしょうか。
以上「チキンで天邪鬼で思い込みが激しくて石頭で曲がり屋」の妄想日記でした。<(_ _)>