日銀がETFの買い入れ枠拡大を決めて以降
一度に700億円余り買い入れた回数は以下の通りです。
8月4回 ➡ 2828億円、 9月3回 ➡ 2199億円(設備ETFを除く)
この結果、日銀のETF買い付け余力はあと3兆4503億円残っている計算になります。
買い入れペースが比較的ゆっくりなのは
7月の日銀金融政策決定会合以降、株価が安定していたことに加え
いざという時のために資金を温存して置きたいというのが狙いだと思います。
また買い付け余力の温存は、ヘッジファンドの売り崩しを牽制する効果があるため
日銀の「買う買う詐欺」には賛同しますが、FRBの「やるやる詐欺」には呆れます。
市場との対話を重視しているといえば体裁はいいですが
利上げに関する要人のコメントが、僅か数日のうちに180度変われば市場の混乱を招くだけです。
結局FRBは自分達の判断に自信が持てないだけで
市場はそのことをとっくに見抜き、FRBに対する強い不信感が根付いたものと考えています。
こうなると、今後如何なるアナウンスに対しても市場は疑いを抱き
ネガティブな反応を示す様になるでしょう。
9月利上げが見送られても、リスクオフへの流れは止まらないと思います!