昨夜のNY市場は先週末と様相が一変し、大幅な反発となりました。
原因は3名のFRBメンバーが利上げを急ぐべきではないと発言したためで
市場では9月利上げ観測が24%から15%に急減した様です。
因みに早期利上げに否定的な発言をしたのは以下の3名で
明日からFOMC開催まで、公の場で発言出来ないブラックアウト期間に入ることから
市場の混乱を抑えようと相次いでハト派発言を行ったものと思われます。
アトランタ連銀 ロックハート総裁
ミネアポリス連銀 カシュカリ総裁
ブレイナードFRB理事
これで年内2回利上げという、株式市場にとって最悪の事態は免れそうですが
一方でFRBの「やるやる詐欺」に対する不信感は再び高まり
金融市場では、年末へ向け混乱の続くことが予想されます。
因みに今日の東京市場は昨日の大幅下落を受け自律反発の期待は出来ますが
ドル円相場は101円台に下落しており
日銀金融政策決定会合までは上値の重い展開が続きそうです。
それにしても、日・米・欧 各中銀メンバーの発言がこれほどまでに相場を動かす訳ですから
彼等は世界最強の仕手集団だと言えそうです。