①G.Sの動き(9/7)
日経平均先物9月限 ➡ 7108枚 買い越し
9/6までの累計 1829枚売り越し ➡ 9/7までの累計 5279枚 買い越しに転じる
一方TOPIX先物9月限 ➡ 3532枚 売り越し
9/6までの累計 2195枚売り越し ➡ 9/7までの累計 5727枚 売り越し
日経平均先物を買い、TOPIX先物を売る理由は
リスクの軽減と、NT倍率を利用したサヤ取りを狙ったものと推測
☞ 一般的に外需が買われ、内需が売られるとNT倍率は拡大する
②日・米・欧中銀の金融政策 ➡ 9月は変化なしという見方が大勢を占める
日銀 ➡ 9月追加緩和の可能性は黒田総裁の講演(9/5)を機に低下
FRB ➡ このところ思わしくない経済指標が続いており
9月利上げ観測は急速に後退
「8月雇用統計、ISM製造業景況指数、自動車販売、非製造業部門総合指数」
ECB ➡ ブレグジットが落ち着いたことで、追加緩和を急ぐ理由は無くなった
③株式市場は年末に向けリスクオフへ
FRBが9月利上げを見送っても、12月利上げ観測が上昇し(市場予想70%)
徐々にリスクオフムードが強まると考えています。 ➡ 円高注意!
また9月に利上げを実施すれば、年内2回利上げの可能性が生じるため
株式市場は暴落の危険性が高まるでしょう。
一方、年内に日銀 またはECBが追加緩和を行えば株価の暴落は防げそうですが
両中銀が追加緩和を実施しなかった場合、過剰流動性相場は終焉へ向かうと予想しています。
因みに、ECBは来年債券の買い入れを減らす可能性があり
日銀の追加緩和継続も難しいだけに、2017年の株式市場は大波乱が起こるかも知れません。