今日もオイラは、飲んだくれていた。
行きつけのスナック・カスタムだった。
そこで聴いた話。
彼女は、某箇所で元気にしている可能性があるとわかった。
もしも、移動しているとしたら、それは九州らしい。
彼女は、芥川賞を獲る間際から、カスタムへ出入りしていたらしい。
珠貴の文体は、川上弘美の先駆者・あるいは同じタイミングで生まれたものだと感じる。
カスタムの弟は、
かつてオイラが京都へ訪ねていった、
1級建築士で、出身校もオイラと同じ鎌学だった。
その彼は、実は痴呆症になっていたと判明した。
カスタム夫婦の話は、
実にリアルで、しかもミステリー要素の富んでおり、
小説にそのまんま使える素材になっていた。
オイラは、この話を試みに書いてみてもよいと、
カスタムから明白な許可を取ったのだった。
オイラの書きたいことは、
知っている人は知っているとおり、
別な話なのだが、
これを切っ掛けにした方が、オモロイ話になる可能性がある。
目下、検討中だし、
場合によっては、珠貴に監修していただく可能性もある。
その筋の人びとは、覚悟しておけよ。