先週末のNY市場では「ダウ、S&P 500、ナスダック」の3指数が揃って場中に史上最高値が記録。
CNBCによると、3指数が同時に過去最高を記録したのは1999年12月31日以来だそうですが
当時はその3ヶ月後にITバブルが弾け、その後約2年間に亘り相場は低迷することになりました。
ITバブルが起きた原因は、世界的な金融緩和策により
行き場を失った投資(投機)マネーがIT関連株に押し寄せた反動だと言われていますが
現在の株式市場も良く似た状況だと思います。
つまり6月25日以降続いている欧米市場の株高も、理由は同じだということです。
こうした背景からか、米国内では株価の過熱に危機感を覚える著名投資家が増えているそうで
例えばジョージ・ソロス(投資家というより投機家)やマーク・ファーバー
さらにはカール・アイカーン、ビル・グロースなどが株価の暴落を警告しているとのことです。
そして、もし一般の投資家が彼等の忠告に耳を傾けているなら
「1552VIX短期先物」の値動きに投資家心理が反映される筈で
今後必ず上昇に転じるだろうと考えています。
因みに「恐怖・貪欲指数」は一ヶ月前に比べ10%下落していますが
やはり株価の高騰に不安を抱く投資家が増えている証拠ではないかと推察しています。
http://money.cnn.com/data/fear-and-greed/