kabuさん、今晩は~^^
msn のこの記事見見たでしょうか?
>安倍首相は「任期延長」後、日本初の女性首相が誕生するか
今回の安倍人事のもう1つの焦点が、2018年9月の安倍首相の党総裁任期終了後の「ポスト安倍」を巡る動きだった。有力候補とされる岸田外相は留任し、石破茂地方創生相は閣外に去った。しかし、安倍首相は2人のどちらにも首相の座を譲るつもりはないように思われる。
二階新幹事長は、安倍首相の党総裁任期延長について、「(安倍首相が)余人をもって代えがたしという状況が生まれてくれば、大いに検討に値する」と前向きな考えを示している。筆者は、安倍首相の任期延長はリアリティがあると思う。2020年に東京五輪開催という、特別な時期である。五輪前に首相交代しないほうがいいという考えは、国民に理解されやすいと思うからだ。
安倍首相の任期が1期3年延びれば、首相の退陣は2021年9月となる。そうなると、かつての小泉元首相が麻生氏、谷垣氏、高村正彦現副総裁を「中二階」と呼んで使い捨てたように、岸田外相、石破前地方創生相を飛ばして、次の世代が後継候補に浮上するのではないだろうか。
ズバリ言えば、安倍首相の意中の後継首相候補は、稲田朋美氏だ。彼女を防衛相に起用したことから、首相独特のあまり「日本的」ではない人材育成の考え方が示されているからだ。
日本的な人材育成の「常識」では、稲田氏が安倍首相の意中の後継候補なら、防衛相にすることはない。保守的な思想信条を持つ稲田氏の起用には、中国・韓国が早くも批判を展開している。また、その保守的な言動に対して、マスコミの鋭い突っ込みが既に始まっている。稲田氏にとって防衛相は難しいポストだ。だが、首相は稲田氏にとって難しいポストだからこそ、あえて起用したのだろう。
前回の小池百合子東京都知事誕生の論考でも触れたが、世界がこれまでの常識が全く通じないような激動の時代に入った今、日本的な年功序列の組織の論理の中で、静かに意見を言わず、上の指示に従い、順番が来るのを待っているような人材が指導的な立場になる時代は終わった(第137回)。安倍首相はそう考えているはずである。
なぜなら、安倍首相自身、保守的な思想信条や政策が常に国内外の批判に晒されてきた。外交でも、中国の拡張主義など難局に直面してきた。日本の現役の政治家では唯一、首相の座から一度追われて、雌伏の時を経て返り咲いてもいる。首相は、他の政治家が経験していない「修羅場」をくぐってきた政治家である。
安倍首相は、従来の日本の人材育成策のような、年功序列の中で大事に育てるようなやり方をよしとしないはずだ。修羅場を経験して、乗り切った人物にこそ後継を任せたいと考え、あえて稲田氏に試練を与えるのだろう。
稲田防衛相は、安倍首相の厳しい人材育成策に応える力量がある。党政調会長として、性的少数者の差別解消を目的としたLGBT法案の検討の際には、「LGBTは『左翼』の運動ではなく『人権』の問題だ」と主張し、「彼らが誤解に苦しんでいるのなら、自分らしく生きられる社会を作らねばならない」と述べた。また、「女性活躍」の政策を推進し、保育士の待遇を7%アップする緊急対策を策定するなど、保育の受け皿拡大を民主党政権時の倍以上のスピードで進めてきた。稲田氏は、自らの保守的な思想信条を超えて、現実的な政策対応をする経験を積んでいるのだ。
アンゲラ・メルケル独首相、テリーザ・メイ英首相、小池百合子東京都知事に続いて、蓮舫氏が民進党代表になり、ヒラリー・クリントンが米大統領になる可能性は低くない。「女性指導者」は世界的なブームといえるが、安倍首相の稲田防衛相起用には、単なるブームを超えた本気が感じられる。
ちなみに、2021年の総裁選で、稲田防衛相に対抗するのは、野田聖子元郵政相となるだろう。彼女もまた、郵政民営化を巡り小泉首相(当時)に反抗して離党したり、安倍首相に対抗して唯一、総裁選に出馬しようとしたり、さまざまな「修羅場」をくぐり、一人で闘える女性政治家である。今後、アベノミクスが危機に陥るような事態になれば、「順番待ち」の政治家には首相は務まらなくなる。修羅場の経験値が高い、野田氏の出番が来ることになる。「安倍一強」の後、日本初の女性首相が誕生する可能性は高いと考える。<
稲田氏が初の女性首相?そんな話しありえるのでしょうか?