第二次アベノミクスの出鼻を挫く様ですが、株価は8~10月にかけて下値を探ると考えています。
特に欧米市場には要注意でしょう。
何と言っても鬼より怖いG.S様が、10月までに10%下落すると公言した以上
恐らく同社の大口顧客が、そういうポジションを組み始めているのだと推察しています。
それにしても海外の大手証券はヘッジファンドの動きが手に取る様に分かるので
「屁・痔」絡みのインサイダー取引で一儲けするのは簡単です!
しかも被害を被るのは主に個人ですから、少なくとも向こう三ヶ月間は株価の急落に備え
ヘッジを重視するべきだと思います。
しかし守りばかりでは面白くありません。
では何を買えば良いかという話ですが、答えは政府が示してくれています。
http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201608010552
ただ国策とはいっても、これらのセクターや銘柄が全て株価的に魅力があるとは限りませんし
個々の銘柄を見ると、中には掛け声だけの倒産予備軍も散見されます。
従ってセクター内の勝ち組を見極めることが重要なのは勿論ですが
2020年に<IoT、人工知能、ビッグデータ>の3領域で
実質GDPを33兆円押し上げるという試算があり、まずは長期投資の本命だと考えています。
その他、政府は介護を充実させるために介護用ロボットの導入促進を予定しており
今後保険適用の拡大等で、市場の伸びは加速すると思います。
また国防関連を取り上げたのは、日中関係の悪化や東アジアの地政学的リスクに備えるためで
これからまさかの事態が起こる可能性は極めて高いと考えています。
因みにこの点に関しては海外も注目しており、東アジアの地政学的リスクが高まれば
日経平均株価は13000円を割るという予想もあるくらいです。
<IoT:モノのインターネット>
<AI:人工知能>
http://related-stocks.com/blog-entry-153.html
<B.D:ビッグデータ>
http://www.soumu.go.jp/main_content/000347827.pdf
<介護用ロボット>
http://related-stocks.com/blog-category-193.html
<国防関連>
http://related-stocks.com/blog-category-168.html
ところで、国策関連セクターは他にも沢山ありますが
中長期投資でテンバーガーが期待出来る銘柄を多く含むセクターは
上記の「IoT、AI、B.D」 ➡ 略して「I・A・B」だと考えています。
例えば、自動運転・フィンテック・子育て支援・民泊・インバウンド・再生医療・・等々の場合
株価が総じて高い水準にあったり、今後大幅な業績拡大が見込めるのか?という疑問も残ります。
さらには再生医療を除き、画期的な材料に乏しいことも考えられるため
株価に対する過度な期待は禁物だと感じています。
但し再生医療分野は画期的な材料が飛び出す可能性が高い反面
投資の確率論ではやや一攫千金的な面があり、個人的に優先順位は後の方に置いています。
しかし同じ国策セクターでも、個々に得意分野や不得意分野はある筈なので
資金を敢えて得意分野から不得意分野へ移動させる必要はないと思います。