今週の注目??イベントはFOMC(26~27日)と日銀金融政策決定会合(28~29日)です。
米国の利上げはまず無いと考えられていますが
日銀が追加緩和に踏み切る確率を、市場は80%以上と予測している様です。
しかし追加緩和を行っても見送っても株価は下落すると考えています。
その理由ですが、見送った場合は市場の落胆を誘い文句無しに「円高・株価暴落」。
また追加緩和を実施してもサプライズが無いだけに、材料出尽くしで「円高・株安」へ。
何故なら、市場が期待していたサプライズ「ヘリコプターマネー」の必要性を
黒田総裁は改めて否定した訳ですから(今のところですが)
どの様な緩和策を行っても、これ以上の「円安・株高」は考え難いと思います。
次にEU及び中国発のネガティブ要因が
そろそろ世界の金融市場で台風の目になるのではないかという懸念もあります。
勿論EUの地雷は目に見えない「ブレグジット」による影響ですが
その前に目に見える問題として、ドイツ銀行とモンテパスキ銀行の経営不安が挙げられます。
http://matome.naver.jp/odai/2145527607590905301
このうち、モンテパスキに関しては、野村HDが同行の損失隠しに関与した疑いで
イタリアの検察当局によって、現地法人に差し入れていた担保金(18億7000万ユーロ)を
4月に差し押さえられた経緯があります。(野村の最終的な損失額は1500億円とも言われます)
次に最も恐い中国の地雷ですが、経済面では「中国版サブプライムローンと不動産バブルの崩壊」
何れも特に目新しい問題ではありませんが、かなり深刻になりつつあると思います。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX20H1M_Q6A520C1FFE000/
http://www.bank-daiwa.co.jp/support/dir_column/2016/0516_2438.html
一方、政治面では「国内権力闘争の激化」「東アジアの地政学的リスク」
http://jp.wsj.com/articles/SB10368883563906114164704582185730324987796
因みに、大統領選のため米国に政治の空白期間が生じた場合
領土問題に絡み、中国が日本に対して挑発的な行動に出る可能性が充分有り得ますし
そうなれば日本株にとっては、地政学的リスクとして大きなマイナス材料になると思います。
話が逸れましたが、今週は売り玉を大事に抱えたまま一旦ポジションを落とす予定です。
また、捕らぬ狸の皮算用ですが「売り玉救出作戦は」当初の予定通り
倍返しの結末を迎えるのではないかと超Happyな予感がしています。(^^♪ ワクワク