日経平均株価の今後を巡り、近々14000円割れへ向かうという意見と
2番底を見ずに、このまま16000円を超えて行くという見方がある様です。
あくまでも推測ですが、14000円割れを予想する根拠は
7月の日米金融政策に変化がないという前提で
16000円を予想する根拠は、少なくとも日銀の追加緩和を見込んでいるのではないでしょうか。
ただ、個人的に7月の金融緩和は見送るべきだと考えていますので、見送られた場合
8月14000円~13500円、9月中旬15000円~15500円。年末17000円~18000円。
ざっくりこんなイメージを描いていており
どのみち年末高を予想するなら、今後の投資戦略は「何時買うか?」ということになります。
無論「今でしょ!」とは言えませんが
考え方は二つあって「ヘッジを利かせて今買う」か「7月追加緩和の有無を確認」した後
見送られた場合に14000円割れ(ドル円90円台)を待って買うかの何れかでしょう。
ならば2番底に向かわない可能性を考慮して「今買うか」という気持ちになりつつあるのが
正直な気持ちです。(とはいっても、既に新規買いやナンピンを始めていますが)
そこで明日からさらに銘柄を増やし、先物を売り建てる本来のスタンスに戻そうと思います。
因みに、今年は年初から中国の景気減速、米国経済のピークアウトなどを予想し
株価が大きく下げる年だと考えていましたが
米国経済は今のところ好調を持続し、しかも年内利上げ観測がやや遠退くという
米株にとって理想的な環境が整っています。
また日本ではマイナス金利が導入されたことで
生保などは、外債や株式といったリスク資産の運用比率を上げざるを得ない状況にあります。
例えば「かんぽ生命」の場合、2015年度6.4%だったリスク資産への投資比率を
2017年は+10%引き上げる予定でしたが、一年前倒しして2016年度中に実施するとしており
こうした動きは、円相場の安定や日本株の上昇に少なからず寄与すると考えます。
そして年末株高を予想する最大の理由は、政府の景気対策(ヘリコプターマネー?)と
日銀の「ヤケクソ緩和」への期待です。(永久国債発行の可能性も)
アベノミクスの成果獲得までに残された時間が刻一刻と少なくなっている以上
9/26召集予定の臨時国会で大型の補正予算を成立させる必要がると思います。
一方、9月の日銀金融政策決定会合は20日~21日に開催される(FOMCも同日開催)予定なので
このタイミングで追加緩和に踏み切るのが最も効果的ではないかと考えています。
以上が9月以降、年末にかけて日本株が上昇するというシナリオの根拠です。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」
毎回登場してスミマセン!<(_ _)>