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NECが電気の通しやすさが10倍以上のナノ炭素の新素材を発見
NECは、新たなナノ炭素素材を発見したそうです。
細長い構造で表面がけば立っているため「カーボンナノブラシ」と名付け、電気の通しやすさは同社の従来ナノ炭素素材の10倍以上で、リチウムイオン電池の電極に応用すれば充放電の時間が10~15%短くなる利点があるとのことです。
来年度にも大学や研究機関にサンプルを提供し、共同研究を始めたい考えのようです。
新素材は直径が100ナノ(ナノは10億分の1)メートル、長さが1~10マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルで、同社の飯島澄男特別主席研究員が1991年に見つけた代表的なナノ炭素素材である「カーボンナノチューブ」(筒状炭素分子)に似た構造ですが、側面に突起がたくさん出ているそうです。
新素材は電気を通しやすいため、リチウムイオン電池のほか、電子部品などへの活用を見込んでいるそうです。
製造工程は、カーボンナノチューブが牛の角のように変形した別のナノ素材である「カーボンナノホーン」とほぼ同じで、装置を新たに開発する必要がなく、低コストで量産できる見通しだそうです。
ヒットしそうな予感がしますね。
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