英国でEU離脱派が残留派をリードしたというニュースが伝わり
6月の株価は世界的下落の一途を辿っています。(ヘッジファンドの売り煽りもありそうですが)
以下は6月単月の主要市場別下落率です。
イギリス -3.35%
ドイツ -6.20%
フランス -6.90%
イタリア -6.11%
スイス -6.12%
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NYダウ -0.63%
SP&500 -1.23%
ナスダック -2.99%
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日経平均 -9.49%
TOPIX -9.35%
マザーズ -16.10%
日経JQ平均 -5.24%
英国を除く欧州市場はほぼ6%台の下落ですが
NY市場は1~2%、そして東京市場はリスクオフの円高や、アベノミクスに対する失望感などから
世界の主要市場の中では、相変わらず先頭を切って売られています。
そして今週はいよいよ英国民投票ですが、万一EU離脱となった場合
株価は世界的に10%~20%下落するのではないかと言われています。
従って、ここからさらに10%下落すると仮定すれば
日経平均株価はギリギリ14000円をキープという状況も考えられます。
では残留となれば9.49%戻すかという話ですが、日本株の下落には固有の要因があるため
ドル円相場が105円前後で推移すれば、半値戻しがせいぜいではないかと予想しています。
<今週の投資戦略>
○英国がEUを離脱する可能性が残る以上、様子見またはヘッジで対応する
○英国のEU離脱はほぼ無いと考え逆張りで攻める
個人的には残留だと考えていますが、敢えて危険は冒すつもりはありません。
投資は資産の運用ですから、資産を減らさないことを最優先しなくてはならず
そこで「損をするより、儲け損ねる方が余程マシ」という発想が生まれた訳です。
相場に終わりはないので、ここは戦々恐々とするのではなく
「高みの見物」というくらいの気持ちでチャンスを待ちたいと思います。
因みに賭け屋の予想(2日前)は残留予想が4pt挽回し、70%になっています。
賢明な国民は残留を支持し、浮動票の大半はスコットランドの国民投票時と同じく
残留に票を投じると予想している様です。