前場のドル円相場は何とか106円台を維持していましたが
これは今週開かれる日銀金融政策決定会合の結果を警戒しているためだ思われ
今日の株価水準から考えると105円を割っても不思議ではないと思います。
麻生財務大臣は投機的な円買いであり、引き続き注視したいとの考えを示していますが
本当に投機的と言えるのか?思い込みでは無いのか?という点を含め
為替への対処は慎重に行うべきだと個人的には考えています。
しかし、日銀が6月追加緩和を見送れば、一時的に円高に振れることは必至で
黒田総裁がどの様な判断を下すかが注目されます。
ただこのタイミングで追加緩和を行っても、為替や株価に対する影響は限定的だと考えています。
さらに消費税増税とワンセットであった筈の金融緩和が独り歩きするのは危険で
消費税増税も、出口戦略も全て後任に委ねることになれば
アベクロコンビは後世に汚名を残すことになり兼ねません。
因みに、サプライズを好む黒田さんと、行き詰った官邸からの圧力を考えると
6月緩和が無いとは言い切れませんが、やれば必ず後悔する様な気がして仕方ありません。