いよいよ明日はMSQですが、予てから気になっているSQ通過後の急落が心配です。
主な理由は以下の5点です。
①FRBの6月利上げ 及び 日銀の6月追加緩和観測が共に後退し 為替が円高に振れていること
②6/23の英国民投票の結果が予断を許さない状況にあること
③中国株(ETF)の空売り比率が 昨年のチャイナショック前を上回る水準にあること
④G.S他 一部外資系証券の先物・オプション手口がMSQ後の下落を示唆していること
⑤前回の日記に書いた通り 現在の為替水準と日経平均株価のギャップが気になること
最近はNY市場が踏ん張っているお陰で東京市場も堅調に推移していますが
NYが崩れると一気に円高が進む可能性があるので要注意だと考えています。
以下は本日ロイターに掲載されたレポートです。
<日銀緩和困難に、ドル円105円の根拠>
http://jp.reuters.com/article/opinion-forexforum-fumio-nakakubo-idJPKCN0YV08A
この中で、購買力平価法による均衡レートは「1ドル ➡ 79円」とありますが
110円というレポートもあり、結局どれも客観性に欠けているのではないかと感じています。
但し、現状のドル円相場が円高であるという認識は危険だと思います。
因みに、最近のNY市場が妙に底堅いのは見ての通りですが
「ダウが新高値を取りに行くのは時間の問題」という見方が広がっているのも事実の様です。
その根拠の一つとして、NYダウの先行指標と言われる「NYダウ公共株15種」が
高値を更新していることが挙げられます。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/UTIL:IND
しかし幾つかの理由から今後反落する可能性もあり、個人的には半信半疑というところですが
その点については次の機会に書こうと思います。
*現在ドルが買い戻されており
今夜のNY市場は「ドル高・原油安・株安」となる可能性もありそうです。
尤も、「1552 VIX短期先物」を買っている(現在29円含み損発生中)私としては
NY市場には一休みして貰い、いい加減に下げ止まって欲しいというのが本音です。(^^;