イエレン議長の講演は、雇用統計の悪化により
6月利上げの可能性が無くなったことを示唆しています。
これを受け、昨夜のNY株式市場は買い優勢になりましたが
今年の雇用統計は確実に悪化の一途を辿っており
その要因がもし景気の減速であれば、7月はおろか年内利上げも微妙な情勢だと思います。
http://jp.reuters.com/article/yellen-instant-view-idJPKCN0YS249
一方、消費税増税の延期で、6月に日銀が追加緩和に踏み切る可能性も薄れたことから
今後為替は円高に振れる可能性が高いのではないかと考えています。
因みに、円高が追い風になる業種もありますが
株価全体が下落すれば連れ安するケースが多く、株価的にメリットは小さい様な気がします。
(紙・パルプ、電力・ガス、小売り、石油原油、輸入食品、輸入家具、輸入資材・・・etc)
また、小売りなどのインバウンド需要も減少すると思われますので
念のため注意して置いた方が賢明ではないでしょうか。
<為替とインバウンド需要の関係>
https://thepage.jp/detail/20160602-00000003-wordleaf