中国本土株のETFに空売りが急増し、昨年8月の急落直前の水準に達している様です。
米国の利上げ観測がやや後退したとはいえ
再びチャイナショックが起こる可能性が高まっていることは事実だと思います。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-05-31/O80PYH6TTDS501
また、中国不安・英国EU離脱懸念・中東情勢など、マイナス材料が後を絶たない株式市場ですが
新たに米国の景気後退懸念が加わると、株式市場はかなり面倒なことになりそうです。
その中で、英国のEU離脱に関しては、離脱派優勢という情報が伝わっている割に
今のところ株式市場への影響は限定的に見えます。
しかし市場が英国の離脱を織り込み始めていると考えるのまだ早計で
何時短期筋による売り崩しが起こるとも限りません。
株式相場とはそういうもので、不安が消えたと判断し先走って買い向かうと
短期筋の作戦にまんまと引っ掛かることが多いので気を付けたいものです。
因みに、昨年末から中国を標的にして売り崩しを図ったジョージ・ソロスが
今年も一貫して中国経済のハード・ランディングを主張しています。
これに対して、2/15に金融緩和が必要な中国が、意外にも人民元のレートを引き上げましたが
一部では、ジョ-ジ・ソロスの発言に対する抵抗だったという見方もあるそうです。
再びチャイナショックが起こるのか?
それともEUショックが起こるのか?
何れにしても、グローバルマクロ系ヘッジファンドが仕掛ける環境は整った様な気がします。