ドル円相場が105円台に突入しましたが、その理由として考えられることは
浜田内閣官房参与の「ドル円相場は105円が妥当」という発言に端を発している様な気がします。
この発言は直ぐに世界中へ発信され、折しもドル安政策に転換中の米国では
諸手を挙げて受け入れられたのではないかと感じています。
(浜田内閣官房参与の発言に関する記事)
http://diamond.jp/articles/-/70879
浜田発言の根拠は「購買力平価法」に基づくものですが
同法による分析は、極めて長期的な判断基準としては有効かも知れませんが
今の実態に即しているかといえば、必ずしもそうとは言い切れないと思います。
ただ、米国の高官が即座に肯定的な反応を示したことを考えると
米国としては、もう少し円安でも許容範囲だと認識していた可能性がありそうです。
ではドル円相場の適正水準は幾らか?という問いの答えですが
残念ながら明確な数字は誰にも分りません。
ということは、単純に事実だけを判断基準にした方が、誰もが納得出来るのではないでしょうか。
例えば、過去20年間のドル円相場は1ドル80円~140円。(単純平均110円 *①)
過去10年間は1ドル80円~125円。(単純平均102.5円 *②)
そこでもう一度①と②の平均値を計算するとこうなります。
(110+102.5)÷2=106.25
つまり1ドル106.25円が妥当な水準ということで「誰か文句あるか?」という話です。
随分乱暴な理屈ですが、正確な数値が分からない以上、強ち間違った考えでもないと思います。
まあ投資は自己責任ですから、1ドル106.25円が妥当な水準だと判断するのは自由ですし
そうであれば、105円台は買い場ということになります。
しかも、個人的にG.W明けは絶好の買い場になると予想していましたので
このタイミングでの円高はグッドタイミングで
出来れば連休明けまで円高が続いてくれることを願っています。。。(-人-)
因みに、伊勢志摩サミットが近づきましたので
念のため、テロ対策関連銘柄を添付して置きます。
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