流石にNY市場の勢いが鈍って来た様な気がしますね。
騰落レシオは NYSE(125%)、ナスダック(115%)と微妙な水準ですが
事前の予想通り、企業決算が精彩を欠いています。
為替が影響していることは想像出来ますが
世界的な景気の低迷に足を引っ張られている可能性も大いにありそうです。
この様子では追加利上げは遠のいたと見るべきでしょうし
そうなると、円相場もショートカバーが一巡すれば再び円高に逆戻りする様な気がします。
何れにしても、日銀の金融政策決定会合の結果待ちですが、事前に円安へ振れてしまったので
今月追加緩和を行ったとしても、円相場への影響は限定的になるのではないでしょうか。
因みに、単なる憶測ですが、以下の検討がなされている可能性は充分あると考えています。
「ETF購入枠を3.3兆円➡10兆円へ増額」 (先日の報道から)
「マイナス金利の拡大(0.1%➡0.2%)」 (先日の報道から)
「銀行への貸し出しにマイナス金利を適用」(先日の報道から)
「日銀による国債の直接受け入れ」(私見)
「永久国債の発行ー財務省」 (私見)
まあ結果はどうであれ
投資家の立場からは、外国人の日本株離れを食い止めることが最重要課題だと思います。
<米国企業決算=業績が思わしくない主な企業>
ビザ(第二四半期)
2016年度売上高予想 ➡ +9~12%から+7~8%へ下方修正
EPS予想 ➡ +13%から+11%へ下方修正
シュルンベルジェ(第一四半期)
売上高(前年比)➡ −36.4%
マイクロソフト(第三四半期)
EPS予想 ➡ 64¢の予想に対し結果は62¢
スターバックス(第二四半期)
売上高予想 ➡ 215.4億ドルから215億ドルへ下方修正
アルファベット(第一四半期)
EPS:予想$7.96 ➡ 結果$7.50
売上高:予想203.8億ドル ➡ 結果202.6億ドル
何れも予想を下回る
インテル(第一四半期)
2016年度売上高予想➡ +5.4%から+5.0%へ下方修正
12000の人員削減を発表、リストラ費用として12億ドルの特損を計上
ゴールドマン・サックス(第一四半期)
売上高(前年比)➡ −40.3%
ネットフリックス(第一四半期)
第二四半期EPS予想➡ 5¢を2¢へ下方修正
バンク・オブ・アメリカ(第一四半期)
売上高予想203.2億ドル➡結果197億ドル(未達)
CSX(第一四半期)
売上高(前年比)➡ −15.0%
アルコア(第一四半期)
売上高(前年比)➡ −15.0%
オラクル(第三四半期)
売上高(前年比)➡ −3.4%
*今週の注目決算は26日の「アップル」です。
場合によってはNY市場の今後を左右するだけの影響力があるので
日米の金融政策会合と共に注意して置くべきだと思います。
http://jp.reuters.com/article/us-stocks-week-idJPKCN0XL104