日銀の追加緩和を臭わせる昨日の報道について、自分なりに推理してみましたが
辿り着いた結論は、黒田総裁が最後の賭けに出る可能性があるということです。
つまり、昨日の報道は「疑似餌」の様なもので、「本物の餌」を用意していない限り
サプライズに拘るクロさんらしくありません。
では「本物の餌」とは何か?
少なくとも「疑似餌」以上のインパクトが必要であることだけは確かです。
<考えられる緩和策>
①ETF購入枠の拡大(3.3兆円➡10兆円)
②社債の購入(既にECBが実施している)
③国債の引き受け(日本では禁じ手ですが、マイナス金利の次の一手として考えているかも)
<永久国債の発行>
これは政府の問題ですが、日銀の国債引き受けとセットで発行に踏み切る可能性もあるのでは?
アベノミクスが行き詰っている以上、政府が形振り構わず財政改革を推し進めようとすれば
強ち無いとは言い切れない状況だと思います。
https://www.dir.co.jp/library/column/20150512_009700.html
普通なら「買い手が居るのか?」という大きな疑問が残ります。
しかし日銀が直接引き受ければその問題は取り敢えず解決します。
無論、政府と日銀が同時に「禁じ手」を使えば、このツケは大きいと思います。
最悪の場合ハイパーインフレを引き起こす危険性があるからですが
何が何でもインフレ目標を達成したいというのであれば、案外妄想ではない様な気がします。
(ご参考:ヘリコプターマネーの有効性)
http://www.bank-daiwa.co.jp/support/dir_column/2016/0226_2296.html
*「ヘリコプターマネー」はバーナンキ氏も推奨した、いわゆる「ばら撒き」ですが
今やドローンが活躍する時代なので、敢えて「ドローンマネー」と呼ぶことにします。
案外今年の流行語大賞になったりして(^◇^)