昨夜のNY市場はハト派的なイエレン発言でダウが年初来高値を更新しました。
やはり先日来、FRBメンバーが相次いで利上げに強気なコメントを発信したのは
ポジショントークだったと言えそうです。
しかし、NYSEの騰落レシオは140%で、テクニカル的な過熱感は否めず
次回の雇用統計に向け、そろそろ調整しても可笑しくない状況だと感じています。
一方、東京市場は3月が終わればクジラも一休みするでしょうし
政策期待という声もありますが、個人的には何も期待する要素はありません。
またFRBのハト派的な本音が見えたことで、円高に振れ易い状況になっていますので
輸出企業の決算では、2017年度業績見込みに要注意だと思います。
また先物・オプション市場では、ABNアムロとニューエッジが売りポジを維持しており
両社を介したヘッジファンドの動きにも注意して置きたいと考えています。
