米国では年初来の株安で弱気相場入りが指摘され
NYダウは直近高値からmax42%下落する可能性があるとまで言われました。
しかしその後ダウは順調に戻し、既に年初来高値を更新していますが
そんな好ムードに水を差す様な情報も飛び込んで来ます。
無論、後向きの情報ばかりインプットしていては投資など出来ませんが
個人投資家は常に損失を最小限に止めることが重要なので
最悪のシナリオは予め想定して置くべきだと考えています。
◇ヒラリー・クリントン氏が起訴される可能性(国家機密漏洩疑惑)
◇トランプ降ろしが激化(暴言、詐欺容疑、マフィアとの繫がりなど)
◇第三の候補が大統領に指名される可能性(民主党:エリザベス・ウォーレン上院議員説)
断片的ですが、こんな情報が飛び交う様では、米国の政治経済はお先真っ暗だと言えそうです。
ヒラリー・クリントン氏の件は、昨年8月に問題となった「国家機密漏洩疑惑」ですが
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakaokanozomu/20150910-00049358/
今年2月、FBIが同氏の個人メールの中に国家機密情報が含まれていたことを認定したため
最悪の場合、起訴されて大統領候補を辞退するのではないかという噂も流れている様です。
http://mainichi.jp/sunday/articles/20160307/org/00m/030/001000d
一方のトランプ氏は、自身が経営するトランプ大学が詐欺容疑で訴えられ
マフィアとの繫がりも指摘されるなど、数々の暴言と合わせ
大統領候補としての人格を非難される始末。
こうなると民主党が、党大会で新しい大統領候補を擁立する可能性も残されており
クリントン氏対トランプ氏の直接対決どころではなくなることも有り得るでしょう。
無論、スキャンダル合戦は毎度お馴染みの米大統領予備選挙ですから
メディアが振り回されるだけで、最後は何事も無かったの様に選挙が終わるかも知れません。
ただ今回の選挙は、どちらが大統領に指名されても国民の期待感は薄くなる一方で
株価も政治に対する不信を織り込みに行く可能性があると思います。
因みに米国では、任期満了に伴う大統領選挙の年は
候補者が絞られるまで株価が低迷するというアノマリーがありましたが
今のところそのアノマリーは健在の様です。
しかし今回の様に、キナ臭い噂満載の候補者同士の一騎打ちとなれば
株価の暴落を想定して、既に水面下で動いているハゲタカファンドが居ても可笑しくありません。
とにかく、NY市場は原油相場、東京市場は円相場を注視しながら
今年は一貫して売り目線で臨む方が(6:4)~(7:3)で有利だと考えています。
但し妄想も6~7割を占めていますけど・・・(^▽^;)