今後の株式市場ですが、明日から来週にかけて開かれるECB理事会、FOMC
さらには日銀金融政策決定会合の結果が、大変気になるところです。
また、巷では4月以降の暴落説もあれば暴騰説もあり
まだまだ視界は混沌していますが、暗い話題ばかりではないので
想定される主な株価の変動要因について考えてみました。
<暴落説>
◇年初からの円高により、輸出企業の次期業績予想に失望売りが出る可能性
(ドル円相場が115円以下のまま推移すれば、当期は増益でも次期減益予想の恐れ)
◇総額40兆円と言われるオイルマネーが、さらに引き揚げられる可能性
(既に30兆円以上引き揚げられたという情報もありますが、それでも数兆円残っている)
◇世界経済は中国の景気後退、欧州や日本の景気低迷などでファンダが悪化する恐れ
(今後米国経済への影響が懸念される状況も考えられる)
◇中東、東アジア等の地政学的リスク
(米大統領選の行方も気になるところ。トランプリスクに要注意か?)
◇ユーロ危機の再燃があるのでは?
(英国のEU離脱問題、金融機関の経営不振、ドイツの移民政策、スペインの政情不安etc)
◇GSの日経平均先物手口が4月の下落を暗示している?
(日経平均先物のロールオーバーが終われば、株価は概ね下落傾向を辿る)
◇ノックイン条項付き(15000円台前半が多い)日経平均リンク債の存在が気になります
(現在ノックイン価格65%という日経平均リンク債の申し込み受付中)
<暴騰説>
◇何れ円ロングの巻き戻しが起こり、ドル円相場が120円に近付く可能性
(但し米国の利上げ観測が、年内に後一回となれば再び円高も?目先114円75銭が壁)
◇国内機関投資家(クジラ軍団)の買い余力が増大
(4月から日本郵政GPが参入し、買い余力は総額で12兆円と推定されている)
◇政府は、何が何でも参院選まで株価を落とせない
(5月伊勢志摩サミットに照準を合わせ、株価上昇に繋がる政策を打ち出す可能性大?)
◇企業の自社株買いが引き続き高水準で推移するとの観測がある
(今年、企業の自社株買いは10兆円に近付くという予想もある)
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/fund/report/fund_shiryou160307_03.pdf
ところで、今年の私は一貫して売り目線でしたが
如何に天邪鬼といえども、明るい話題にもしっかり耳を傾けていますのであしからず(*^^*)
そうでなければ株なんてやってられませんからね(^^;
但し、一時的だとしても、暴落説(日経平均14000円割れ?)が当たるのか
それとも暴騰説(日経平均25000円以上?)が当たるかは誰にも分かりませんし
どちらも的外れの結果になる可能性が最も高いかも知れません。
しかし、それだけ予想し辛い相場であることは事実なので
株価が上昇する要素と、下落する要素を一早く察知し
先手を打つことが出来るかどうかが、今年の収支を決める鍵になることは間違い無さそうです。
無論「言うは易し 行うは難し」ですが、日々手抜きをしないことが重要かと。。。<(_ _)>