と、いうことで。
丸山眞男の書籍をとりあえず一冊読んだオイラは、
思想書というものの洞察力の深さに、圧倒されてみた。
スペイン酒場で知り合った、北方謙三親分のドライバーをかつて佐賀でしたことがあるという、
森という先生に、その思想書をお返ししたところ。
次のお題は、「大江健三郎」だった。
それというのも、
森先生がかつて小説を書いて有望だった頃に、
その作品を怖ろしいまでに絶賛してくれたのが、
篠原茂という御大だったという。
★「大江健三郎論」
篠原茂著 東邦出版社 S48.5.30.第一刷
オイラは、恥ずかしながら、まだ、大江氏の作品を一度も読んだことがない。
それでも、色々な書評からして、その初期の作品に魅力が大きいことは聞いてはいたが。
スペイン酒場で、酔っぱらいながら、篠原氏の書いた冒頭を読んでみた。
ものの一二分で、その鋭い洞察力に引き込まれ、我を忘れた。
大江氏の作品を、早く読まないといけない。
などと思いつつも、
今読んでいるのは、
★「村上春樹はむずかしい」
加藤典洋著 岩波新書 800円+税 2015.12.18.第1刷
だったりする。
一時、加藤典洋が、なにやら色々怒っているような感じの書評を読んだことがあったので、
怖かったけれど。
気のせいだったようで、色々なキズキのある書籍なのであった。
ここのところはオイラにとって、学びの正念場かも知れない。。