真冬に暖かいリビングから寒い浴室やトイレに移動する際、急激な温度変化により血圧が大きく変動する「ヒートショック」を起こし、心筋梗塞や脳卒中で倒れる高齢者が増えているそうです。
急死するケースも少なくないため、原因とされる室内の温度差を縮小しようと、住宅関連各社は家を丸ごと暖める全館空調システムの導入や断熱性の向上策を購入者に提案しているようです。
厚生労働省などによると、入浴中に急死する人は年間約1万4000人に上り、交通事故による死者(4000人強)の3倍以上となっているそうです。
夏を過ごしやすくするため、住宅メーカーが部屋の風通しをよくすることを意識し、冬の寒さ対策にあまり着目してこなかったことが背景の一つのようです。
三井ホームは、全館空調で部屋ごとの温度差をなくす健康空調システム「スマートブリーズ」を開発し、エアコンをつけたり切ったりするのに比べ、年間の冷暖房費が約3分の1で済むことも「売り」にしており、新築住宅購入者の約7割がこのシステムを取り付けるとのことです。
トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズ」は、同じトヨタ自動車グループのデンソーが持つカーエアコン技術を応用し、機器を小型化したそうです。
また三菱電機は、換気装置と連動させて浴室や脱衣所を暖め、室内の温度変化を小さくするホームエネルギー管理システム(HEMS)を提案しているそうです。
部屋ごとの温度差を防ぐには、建物自体の気密性を高めることも必要だそうです。
旭化成ホームズは戸建て住宅「ヘーベルハウス」に高性能の断熱材「ネオマフォーム」を全面的に採用しているそうです。
LIXILは、部屋ごとに断熱リフォームができる「ココエコ」を投入し、住み続けながら3日で工事が完了する手軽さをアピールしているそうです。
うちも全館空調システムをいれているので、「ヒートショック」を起こす心配はないです。
(ただし1日中入れているわけではありません。)
ただ、冬でも冷たい水で顔を洗うのが好きなので、もっと歳をとった時に心臓がビックリしないか心配はしています。
1868:528円、 7203:5,910、 6902:4,219円、 6503:1,141.5円、
3407:641.8円、 5938:2,392円