エーザイは、検査機器大手のシスメックスと認知症の早期発見に向けた診断薬開発で提携したそうです。
認知症を精密に診断するには、脳画像診断や脳脊髄液を抜き取っての検査が必要で、検査費用の高さや患者の体の負担の重さが課題になっており、両社は3年後をめどに、血液で簡易に検査できる診断薬の開発を目指すそうです。
エーザイは認知症治療薬「アリセプト」を販売しており、認知症の症状や診断法のノウハウがあり、シスメックスは血液をはじめとする臨床検査で専門的な技術を持つそうです。
診断薬の開発はシスメックスが手掛け、エーザイが協力することになり、できあがった製品はシスメックスが販売し、エーザイが売上高の一部を受け取る計画だそうです。
認知症の重症化を防ぐには、早期の診断が必要とされており、簡単にできる診断薬が生まれれば、予防や症状悪化にいち早く取り組めるほか、医師が適切な治療方法を選択する際にも役立つとのことです。
将来はお年寄りの5人に1人が認知症になるようです。
3年後に新薬が開発できて、競合する企業がなければ、市場が大きいこともあり、利益につながりそうですね。
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