日経平均は2014年10月30日(黒田バズーカ第二弾)に開けた窓を埋めました。
15701円~15817円
窓を埋めて反発しなければ、次のターゲットは
日経平均のPER13.5倍➡15350円 だと考えています。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////
以上は先日書いた日記のコピペですが、昨夜ドル円相場が112円台まで下落し
2014年11/2以来の円高になりました。
主な理由は、昨夜のイエレン証言で、3月の追加利上げが遠のいたためだと考えていますが
その結果、投資家の間に米国経済の減速懸念が高まり
NY市場はさらに底値を探る展開になると思います。
一方、日経平均CFDは、昨夜15348円まで下落しました。
これは日経平均のPER13.5倍に一致します。
また原油先物も26.73ドルまで下落し、さらに下値を探る可能性があります。
本来、ドルと原油価格は逆相関するのが普通ですが、現状は揃って下落する異常事態です。
こうなると今夜のダウもズルズル下げることが予想され
NY市場の下落+円高+原油安が続けば、日経平均15000円割れは時間の問題だと思います。
因みに、日銀がマイナス金利を導入したタイミングで円高・株安に転じた真の原因は
世界がアベノミクスに失望したためであり
その結果として、追加緩和以前の株価に逆戻りしたと考えるべきでしょう。
しかし、現状は中国経済が窮地に追い込まれ始めたことや
先進諸国の通貨安競争で、米国経済が足を引っ張られるという最悪の展開になりつつあります。
さらに、日本経済も異次元緩和以前に比べ、何ら改善していません。
ですから冷静に考えると、今後日経平均が向かう先は
異次元緩和直前の水準、つまり12000円だと考えます。
また政府は、マイナス金利導入後の株価暴落も外部要因の所為にしていますが
その要因を招いた一端が日本政府にあるという自覚がないことに憤りを感じます。
無論、最初に暴落の引き金を引いたのは欧米のヘッジファンドかも知れませんが
彼等も火のないところに煙を立てることは出来ません。
とにかく、火種を作った日本政府が、早急に「異次元景気対策」を打ち出さない限り
残念ながら日経平均12000円は、妄想ではなく現実になると思います。