[ブルームバーグ]
３日のニューヨーク原油先物市場ではＷＴＩ先物が急反発。
米原油在庫が大幅に増加し、1930年以降で初めて５億バレルを超えたものの
市場ではドル下落による影響の方が大きかった。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時1.9％低下し
これを受けて商品相場全般が上昇した。
コンサルティング会社ショーク・グループのスティーブン・ショーク社長は
「原油在庫が最後に５億バレルを超えていたのは、ベーブ・ルースがヤンキースでホームランを連発していた時代だ。しかしドルの方が市場の強い関心を集めた」と語った。
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つまり原油の需給はさらに悪化しており、本来なら価格は下落するところでしたが
ドル安の方が市場に与えたインパクトが強く、結果的に株価は上昇したという訳です。
しかしこのことは、ドルが買い戻されると、原油価格が再び下落に転じることを意味しており
今夜発表される米国の雇用統計及び貿易収支の結果が注目されます。
○1月非農業部門雇用者数（前回+29.2万人 ➡ 今回予想+19.0万人）
○1月失業率（前回5.0％ ➡ 今回予想5.0％）
○12月貿易収支（前回-423.7億USD ➡ 今回予想-432.0億USD）
因みに雇用統計の結果が予想を下回れば、ドルはさらに売られて円高に。
また予想を上回りドルが買い戻されれば、ドル高・原油安で連騰の米株は反落する可能性もあり
弱気が蔓延している東京市場の株価は、ドル円相場が円高に振れれば下落し
円安に振れてもNY市場が下げれば連れ安する、八方塞がりの状態に陥る様な気がします。
何れにしても、追加緩和直後の円高・株安だけに、打つ手が無い状態ですし
第三四半期の企業業績（通期見込みも含め）も苦戦が予想されるだけに
今の東京市場を売り崩すのは、いとも簡単なことだと思います。
果たしてこの苦境を、政府はどの様にして乗り切るつもりでしょうか？
とにかく何とかしなければ、日経平均はPER13.5倍に逆戻りするかも知れません。
➡15650円 ヾ(･ω･`；))ﾉ
てーへんだヾ((；´･ω･)ﾉてーへんだ
