「2016年にOPECが減産に踏み切ることはほぼ間違いないと思いますが
需給動向を見極めた上で、カルテル機能を最大限に発揮出来るタイミングを待っているのでは?」
以上は以前書いた日記の一節ですが
原油先物が20ドル台後半から、1月29日に一時34ドルを突破し
漸く底を打ったのではないかと世界中が期待しました。
OPEC加盟国とロシアの間で、減産の協議が行われるとの未確認情報が原因だと思われますが
結局具体的な動きは見られず、原油価格はその後ズルズルと下げに転じています。
ところが昨日の報道で、やはりOPECは減産するタイミングを待っていることを確信しました。
以下に報道内容のポイントを転載します。
[2/2 ウォール・ストリート・ジャーナル]
ペルシャ湾岸諸国(サウジアラビア、クウェ-ト、カタール、アラブ首長国連邦)は
OPECの緊急会合開催を支持していないことが関係者の話で明らかになった。
低迷する原油価格のてこ入れに向け、OPECが行動を起こすとの期待に水を差す格好だ。
ペルシャ湾岸産油国の代表らによると
米欧諸国の制裁解除を受けたイラン産原油の流入が市場にどう影響するかを見極めるため
6月の定例総会まで待ちたい考えだ。
イランは年内に日量100万バレルの増産を宣言しており
これが供給過剰に拍車をかける可能性が指摘されている。
ある湾岸国のOPEC関係者は「イラン産原油がどれほど市場の供給を増やすかがまだ判明しておらず、それが明白になるのに数カ月と言わないまでも、数週間はかかる。このため緊急会合を招集する意味はない」と話した。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
株価の低迷も長期化しそうなニュースだと思います。
日銀のマイナス金利導入が株価に与える影響は、意外に賞味期限が短いかも知れません(--;)