現在日経平均先物は17500円前後。ドル円相場は117円台半ば。原油先物は33ドル前後。
ダウ先物は350ドル以上の下げ。
どう考えても明日はセリクラ前夜祭という雰囲気ですね。
何故前夜祭かと云えば、明日の米雇用統計の結果次第では
本格的なセリクラが起こる可能性があるからです。
事前予想は+20.0万人(前月は+21.1万人で利上げ実施の引き金になりました)
しかし万一+15.0万人以下という結果になれば、再度売り仕掛けにやられるかも知れません。
そうなると、信用取り組みの悪い新興銘柄を中心に、セリクラに発展する可能性がありますし
同時に、日経平均は冗談抜きで16500円(予想PER13.5倍)当確だと思います。
因みに、昨年9/29の終値16930円はPER13.37倍でしたから
同水準まで下落すると仮定すれば、一時的に16500円を割る可能性もあるでしょう。
ただ、中期的に考えた場合、チャートは二番底を目指しており
それが一番底より低ければ16500円が視野に。
逆に高ければ17000円以内で下げ止まる。そんなイメージを描いています。
何れにしても、全ては明日の米雇用統計の結果次第という気がします。
一方、今年からサーキットブレーカーが採用された中国本土市場では
いきなり2営業日で計3回の売買停止が起こり、投資家はかなり混乱している様です。
ご存知の様に、中国本土の投資家は8割が個人で、機関投資家は殆ど育っていないのが実状です。
しかも銘柄の選択はファンダやテクニカルではなく、国家の政策に従って決めることが多く
社会主義国家ならではの投資行動と言えるでしょう。
その市場に、今まで聞いたこともないサーキトブレーカー制度なるものが導入され
制度の意味が充分理解されないうちに、たまたま株価が急落し
今度はサーキットブレーカーの発動で、投資家がパニックに陥ったのだと推察しています。
そうでなければ、導入直後にいきなり3回も発動された理由が説明出来ません。
そして、この様な特殊な市場に振り回される世界の主要市場もあまりに情けないと思います。
「中国本土市場」。。。。。「どんだけ~~~~~???」