NY市場が漸く反発らしい反発を見せましたが
依然として下降トレンド中の自律反発と思われ
テクニカル的には先日のダウ安値17138ドルが当面の支持線になりそうです。
また昨夜のNY市場を牽引したのは、利上げの恩恵を受ける金融株と
原油が下げ止まっていることから石油株も上昇し
先日ジャンク債問題で下落したG.Sを初め、モルガン・スタンレー、JPモルガン
バンカメ、シティーGPなどが揃って3%前後上昇。
まら石油関連ではエクソンモービルが4%余り上昇した反面、アップルは続落しています。
一方、今日以降の日経平均は、再び75日線(18736円)が支持線となり
12月SQ値(18943円)が抵抗線になる可能性が高いと考えられますが
米国の利上げが決まったとしても、為替が大きく円安に振れない限り
東京市場が上値を追うには材料不足だと思います。
但しNY市場の下げ止まりが確認されるまで
テクニカルに頼らず、資金に余裕を持たせて置くことが賢明だと考えています。
因みにFOMCの声明は現地時間16日14:00、日本時間では17日4:00の予定ですが
さらに注意して置きたいのは、18日のNY市場メジャーSQと
日銀金融政策決定会合後の株価の反応だと思います。
来週少しは霧が晴れてくれないと、年内の相場は暗いまま新年を迎えることになりそうです。
今年最後の追い込みを考えておられる方は、くれぐれも慎重に!!