何時も最悪のシナリオばかり考えていると思われるかも知れませんが
私は基本楽天家なので、株式投資をする以上、極力脇を締めなければいけないと考え
敢えて明るいニュースより暗いニュースを重視する様心掛けています。
また、明るいニュースが氾濫している時は売り時で
暗いニュースが少なくなった時が買い時だということを肝に銘じています。
ところで、株を始めた当初は常に売買していたい衝動に駆られ
資金の100%近くを投じたこともありますが
高い授業料を払って勉強させて貰ったお蔭で、次第に突っ込むタイミングや引くタイミングを
何となく感じることが出来る様になりました。
因みに、感じるというのは可笑しな表現ですが
株は心理戦ですから、理屈だけで結果が決まる訳ではありません。
つまり、時には直感や予感の方が正しい場合もあるので、閃きも大事だという意味です。
もう一つ重要なことは相場の歴史を知ることです。
「歴史は繰り返す」と言われますが、株式相場の歴史も例外ではなく
しばしば耳にする「アノマリーも」その一つだと思います。
例えば過去に米国が利上げを行った際、世界の株式市場がどの様に反応したか?
勿論その時々で世界の経済環境は異なるため、一概には言えませんが
それでも投資家は過去の歴史を知っているので
たとえそのアノマリーが単なる幻想であっても心理的に影響を受けてしまいます。
つまり利上げを行えば、企業業績の先行き不安から株価は下がる。
理屈は確かにそうかも知れませんが、株価が下がる本当の理由は
大多数の投資家が、知らず知らずのうちに過去の歴史(事実)が繰り返されるのではないかと
思い込んでいるからではないでしょうか。
そういう私も、米国株は利上げによって下がると予想している一人で
アノマリーに逆らうことが決して得策だと考えている訳ではありませんが
仮に下がった場合、株価の変動を波に例えれば
取り敢えず波の谷 間になるであろう利上げ後の調整は買いでOKかと。
但し最良のシナリオは、現状の株価から5%以上押した水準で買うことです。
何時もの「とらたぬ」ですが、案外それでも高値掴みだったと後悔するかも知れません。(^^;
とにかく今は来週利上げが決定され、一日も早く株価が落ち着くことを期待しています。